カラーの魅力
皆さん、カラーという植物はご存じでしょうか?
そう、あの検索しにくい【観葉植物のカラー】です。
カラーという単語だけで検索しても、全く目的の情報に行き当たりません。
カラーといえば、切り花でも重宝される花が美しい植物で、もちろん切り花だけではなく鉢植え(地植え)で育てても良いです。
ですが、そこはやはり花物。あまり葉には注目されません。
隠れた魅力
でもね、その辺のホムセンにカラーが売っていたら、よ~く見てやってくださいな。
葉っぱに白い斑点があるでしょう?
いやいや、白いと思っているうちは、よく見ていませんよ。
実はカラーを遠目に見ると白く見える斑点、これ透明なんですよ。といっても、半透明って所ですけどね。
でも、すごいでしょ?
透明な葉と言えば、ハオルチアやメセブリ、ブルゲリといった多肉植物ですが、ペラペラの薄い葉を持つ観葉植物にも、透明な部分を持つのがいるんですね。
でも、この特徴があるのは、畑性と言われるカラーです。
畑性が全部が全部そうかは知りませんけどね。
カラーとは
カラーというのはZantedeschiaという属名の植物で、南アフリカに8種類ほど自生しているそうで、和名をオランダカイウっていいます。
私はどうせ属名がCallaとかいうのだろうと思っていましたが、違うんですよ。驚きましたね。
ちなみにCallaはヒメカイウっていう別の属があるのだそうな。
じゃなんでカラーなん?
って話でして、これは諸説あるんですが、服の襟のCollarからきているそうですよ。
ほら、修道女の方の襟って白いでしょ?アレです、アレ。
【天使にラブソングを】を思い浮かべて下さい。
で、このカラー2タイプあって、畑性と湿地性があるんです。
ここでようやく、畑性の話になるんですね。
畑性というのは、乾燥気味を好むというか水はけ良い土が好きなんです。対して湿地性は多湿を好むわけです。この湿地性カラーはエチオピアカ(aethiopica)という1種類のみが知られています。
だいたい、皆さん普通に見かけるのは、畑性ではないかと思いますね。
だからこそ、カラーを見つけたら葉を見ていただきたいんですよ。
いや、でも地味だろって?
地味ですねぇ、でも、見れば見るほど味が出るってもんです。
でもね、世の中にはとんでもなカラーもあるんですよ。
それが、【氷の女王】と名付けられた’フローズンクイーン’です。
コレは、もうカラーの常識を完全に覆したカラーの革命児なんですね。
畑性カラーなんですが、葉の透明部分が全体に広がっている、まさに薄氷のような葉を持つカラーなんです。
花だけじゃないのよ?とでも言いたそうな、まさに【観葉】それがフローズンクイーンです。
もちろん花も綺麗ですよ。濃い紫の花が咲きます。
フローズンクイーンの育て方
出回り始めたばかりなので、余り情報はありませんが、基本的には畑性カラーの栽培でいけるんじゃないかなと。
畑性のポイントになるのはやはり冬越しでしょうか。
湿地性は温度があれば常緑ですが、畑性は落葉し球根越冬します。
ポイントは葉が枯れてきても、しっかり葉がカリカリに乾燥するまで放置すること。
葉の栄養をギリギリまで球根に吸わせるのがポイントになります。
球根の保存方法は、オガクズやしっかり絞って水分が抜け気味になった水苔(一日広げてさらに水気を飛ばしてもいい)にくるんで、5℃以上のところで保管が基本です。あまりにも乾かしすぎると良くないそうなので、難しいですね。鉢植えで育てているなら、屋内で用土を乾燥気味にするだけでも良さそうですね。
要は地植えで越冬させるとき、寒さに弱い畑性カラーを弱らせないために、堀上げるわけです。
と言っても、コレは一般的な畑性カラーの話です。湿地性は畑性よりも耐寒性があるそうです。
分からないから楽しい
我が家も今年、フローズンクイーンにチャレンジしております。
よく分かっていない品種を育てるというのは、ドキドキとワクワクが入り交じるなんとも言えない心境です。
たぶん、そんな心境の方もいると思いますので、今後もブログやYouTubeで情報発信できれば良いなぁと思っています。
フローズンクイーン畑にしたいなぁ、上手くいくかなぁと想像を膨らませてニヤつく今日この頃です。
ではでは☆彡
コメント
こんにちはです〜
私もフローズンクイーンをネットで昨日購入しました
まだ届いてませんけど、、、
あなたの情報が参考になり助かりました〜
又枯らすかもしれませんがどうしても欲しくなる美しさですよね、
又 あなたの経過をアップしてくれると助かります〜
いまいち植物の気持ちが解らない人なんですよ〜私_:(´ཀ`」
コメントありがとうございます!
返信が遅くなってしまい申し訳ありません(>_<) 参考になって良かったです(^^) 今後も様子をアップできればと思います♪