【綺麗になる育て方】ハオルチアの窓の透明度を上げる方法

軟葉系ハオルチア

ハオルチア ’ブラックオブツーサ’
Haworthia ‘BLACK OBTUSA’

ハオルチアというと皆さん思い浮かべるのは、やはりオブツーサではないでしょうか?

もちろんハオルチアにも色々な種類がいますし、大きな区分で見れば軟葉系と硬葉系があります。

軟葉系透明感がある美しい葉硬葉系無骨な生命力みなぎる葉、どちらも魅力的ですよね。

どちらも魅力的ですが、圧倒的人気なのは軟葉系です。老若男女好きでしょう。

最近ではホームセンターで見かける機会も増えました。

このブログを見ている方の中には、沢山育てている人もいれば、最近始めたという方もいるのではないでしょうか?

さて、そんな軟葉系ハオルチアですが、育てていて悩ましいのが窓の曇りです。

ハオルチアの窓が曇る。お店に並んでいた時は、窓がツヤツヤキラキラしていたのに、最近曇ってきた?

なんて思っている方いませんか?

お店にある時、特に入荷し立ての時というのは、生産者さんが適切に管理していますので、やはり綺麗です。

しかし、時間が経ち、違う環境に置かれているとどの植物でもそうですが、何かしら見た目や性質に変化が出ます。順化というやつですね。

自分の置かれた環境に適応しようとするんです。

その適応した結果が窓の曇りになるわけです。

自生地環境

ハオルチアの中でも特に綺麗な窓を持つ品種オブツーサ。

このオブツーサは自生地では、砂に少し埋もれるようにして生えているといわれています。

生えている場所も、直射日光にガンガン照らされている訳ではなく、岩場の陰った所など多少日陰になる所を好むそうな。

実際、日本でも直射日光にしっかり当てようものなら、あっという間に葉焼けしますよね。

つまり、強い光を避ける性質があるわけです。

自生地で半分土に埋もれているのもそのためですが、土の中では葉緑素に光が当たらず光合成が出来ません。

そのため、窓から光を取り込み土に半分埋まっていても光合成できるように進化したといわれています。

曇る原因?

では、なぜ曇るのでしょうか?

諸説あるようですが、自身に当たる光が強いと窓から入る光の量を調整するために窓を曇らせるという話があります。

なるほどという感じですね。確かに理にかなっているように思います。

また、根の調子が悪い水分不足なども影響するそう。

つまり、強光、根の不調、水分不足が原因というわけです。

こんなふうに聞くと、全てが原因のように感じますよね。

でも、これらの原因は全て光の量が許容量を超えたと捉えることが出来るんです。

光の許容範囲

専門的な話が出来るほど学がありませんので、大雑把な解説になりますがご了承下さい。

どんな植物にも光への耐性というのがあります。これは葉の表面の温度耐性はもちろん、光合成する上で処理できる光の量が決まっているんですね。

その光の量を超えると葉焼けします。

ハオルチアの場合、半日陰程度の光量が許容範囲ですので、それを超える強光に当たれば、許容範囲を超えるので曇るのも納得です。

では、根の異常や水分不足で何故曇るのでしょう?

実はこれも光合成に関わってきます。

光合成には水が必要です。

根が不調の場合は、当然吸い上げられる水分が減りますので光合成効率が下がります。水をやっていなくても同じ事です。

また、極端に寒い時や極端に暑い温度に晒される際も光合成の効率が下がります(これには複雑な理屈があるそうです。興味がある方はご自身で調べて下さい。小難しいです。)

つまり、光合成の効率が下がるため、葉焼けしないような光でも許容範囲を超え窓が曇ると予想されます。

透明度を上げるには

ハオルチア ’ジェリーフィッシュ’
Haworthia ‘JELLY FISH’

窓の透明度を上げるポイントが見えてきましたよね。

要は根がしっかり健康的で、水分もちゃんと与えて涼しい場所で管理適正範囲内の光で育てるということです。

こう書くとあまりにも、当たり前の事過ぎるのですが、実はこれが難しい。

だって、一歩間違えれば徒長の原因になります。

徒長の原因は、低光量、水分過多、肥料過多です。

光に関しては、LEDライトなど照明器具を上手く使ったり、外なら遮光すればいいのですが、水管理は屋内では特に難しいですね。用土の乾きがどうしても、遅くなりやすく、水分を吸い続けるので徒長しやすくなります

徒長を防いで水をやる

水をやっても用土の乾きを早くし、乾湿のメリハリを付けてやれば、徒長はしづらくなります。そのためには屋内ではサーキュレーターなどを使って送風するのが良いかと思います。

外で育てている場合は気にしなくて良さそうですが、それでもなるべく風通しは確保してあげたいところです。

植物が呼吸する上で風が必要と言われます。窒息するまで言う方もいますが、さすがに窒息はしないと思いますが、植物には風があった方が優しいでしょう。

また、風に当たることで植物体からエチレンが発生します。

エチレンには様々な効果がありますが、縦方向の伸長を抑える効果がありますので、徒長防止にもつながるわけです。

良いですねぇ、サーキュレーター。私は持っていますが使っていないです(笑)

いや、家にいるときに回すなら良いですが、外出中に回して家出るのって怖いんですよね。火事にならないかとか。超心配性なんです。石橋を叩いて、叩いて砕いてしまうタイプとよく言われます。

まぁ、いつもながら関係ない話をしてしまいましたが、そんな感じです。

もちろんこちらで書いた内容というのは、諸説ある内の1つですし、植物の生理機構というのは複雑で全てが分かっているわけではありません。

対処方法や考え方も人それぞれ違いますので、沢山のやり方の内の1つというふうに思っていただければ幸いです。

ちなみな我が家では、屋内栽培で水はかなり切っているので、曇り気味かなぁと思います。

透明度よりも徒長対策を優先していますので・・・

ただ1つ言いたいのは

ハオルチアは曇っていても綺麗だぜ!

ではでは☆彡

ポイント
  • 窓の曇りの原因の1つは強光
  • 強光でなくても、水不足・根の不調・極端な寒さ・極端な暑さで曇ることがある
  • 水やりに関しては、徒長しやすくなるので、サーキュレーターなどで管理してやると良い
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